そして、日当りのいい尾根に出てあたりを見渡すと、かわいいオオミスミソウがポツン、ポツンと咲いていました。 毎年のこととはいえ、この可憐な花に会うととてもうれしくなります。 咲き始めなので花もしっかりしているし、なんといっても花の色の鮮やかなこと。しばし見とれてしまいました。

オオミスミソウは木々が葉を茂らす前に花を咲かせ、光合成をして栄養を蓄え、木々が葉を茂らせるころにはそっと姿を消します。 こういうスタイルで春先に花を咲かせる植物を【春の妖精】 スプリング・エフェメラルと呼んでいます。カタクリなどもその一つです。 長い冬を地面の下でじっと耐え、春先に一番初めに花を咲かせる。そこに多くの人が惹かれるのだと思います。

暖かな日差しを求めて、成虫で越冬したヒオドシチョウが飛んできました。羽を広げて太陽のエネルギーを体中で受け止めているようです。 気温が上がるにつれ、野鳥たちも活発に動き出し、これから森はどんどんにぎやかになってきます。 これから足しげく里山に入り、多くの動植物との出会いを楽しみにしたいと思います。


日当りのいい尾根まで登ってきた

見つけた! 今年初めて見るオオミスミソウ

キクザキイチゲが咲いていた

次々見つかるオオミスミソウ

かわいい花に思わず見入ってしまう

日当りのいい斜面に咲き出したオオミスミソウ

日当りのいい斜面に咲き出したオオミスミソウ

日当りのいい斜面に咲き出したオオミスミソウ

日当りのいい斜面に咲き出したオオミスミソウ

尾根をさらに登っていく

ジャノヒゲの実 まるで宝石のよう

キクバオウレン

オオミスミソウ

オオミスミソウ

マンサク

色鮮やかなオオミスミソウ

オオミスミソウ

オオミスミソウ

イラガのマユ

日光浴をしているヒオドシチョウ

芽吹き前の森の様子 まだまだ山は雪深い