連日の猛暑から逃れるため鳥海山で涼もうと、湯の台コースで滝の小屋から八丁坂を登り、河原宿から月山森へと足を延ばした。 朝7時登山開始、すでに暑い。滝の小屋までの急登ですっかり汗だくになってしまった。しかし、小屋の脇を流れる沢の水はとても冷たく、ここで一息入れる。

滝の小屋を通過し沢沿いに歩いていくと、また急登が始まる。少し前までは雪渓が残っていたところだ。下界では水不足が心配されるが、ここは雪渓からとけ出す雪解け水が勢いよく流れていて、周辺にはチングルマのお花畑が広がっていた。
八丁坂では高山植物たちが迎えてくれた。ツリガネニンジンの鮮やかな紫 クルマユリの燃えるようなオレンジ トウゲブキの鮮やかな黄色 ミヤマトウキの純白など、目を楽しませてくれた。

河原宿までやってくると、小屋がつぶれていた。この小屋では沢の水で冷やした飲み物を売っていて何度もお世話になったところだ。 立派なトイレがある場所なので何とか再建してほしいものだ。

心字雪渓のそばまで行き、流れ出している雪解け水で顔を洗う。生き返るとはこのことか!! ペットボトルを流れに浸すとあっという間に冷たくなる。昔、ここで流しソーメンをして楽しんだことを思い出した。


滝の小屋駐車場手前の草原

登山口

白糸の滝下部に残る雪渓

滝の小屋

しばらくは沢沿いを歩く

沢沿いを登っていく

スノーブリッジになって残る雪渓

白糸の滝

登山道から滝の小屋を見下ろす

八丁坂

急登が続く八丁坂

トウゲブキやツリガネニンジンのお花畑

トウゲブキのお花畑

登山道の傾斜が緩くなってきた

ミヤマトウキのお花畑 トウゲブキやクルマユリが混じる

河原宿から見る心字雪渓

ついにつぶれてしまった河原宿小屋

心字雪渓下部 広大な雪渓が残っている

雪渓下部から流れ出している雪解け水