御浜からは恩田ケ原を通り、八丁坂を下り、鳥海湖を周回することとした。咲残りの高山植物などを写真に収め、 青空にすくっとそびえる鳥海山を眺めながら、気持ちのいい山歩きだ。登ってきてよかったなーと思える瞬間でもある。

八丁坂鞍部の御田ヶ原分岐から鳥海湖を周回するコースに入る。目に飛び込んできたのは、クサモミジがきれいに色づいた千畳ヶ原の景色。 幸次郎沢方面や二ノ滝方面に伸びる木道が湿原をぬって、細い糸のように見える。ふと、空を見上げると、 扇子森のクサモミジに青空、そして青空をキャンパスにした雲、秋を演出してくれているかのようだ。

鳥海湖のふちをまわり、このルートの絶景ポイントから鳥海山を眺める。森林限界を超えているため、 木々の紅葉は望めないものの、笹とクサモミジのコントラストがきれいだ。

10月に入り、鳥海山の初冠雪が観測される日も近いだろう。そのころになると紅葉も一気に進み、 山が紅く染まるさまは麓から見てもわかるようになる。 それに合わせるように、シベリアから冬の使者白鳥たちが越冬のために飛んでくる。ゆく秋は早い。


鳥海湖と鍋森

岩の間を縫って登っていく

ポツンとミヤマキンポウゲ

数輪咲いてたミヤマキンバイ

紅葉したホソバイワベンケイ

ガンコウランの実が熟していた

御田ヶ原からの展望

御田ヶ原

八丁坂のアップダウン 下ったところが鳥海湖周回コースの分岐になる

山頂方面と鳥海湖方面の分岐

草紅葉が色づいている千畳ヶ原

ヤマハハコ

種をつけたイワショウブ

月山森 幸次郎沢 千畳ヶ原の展望 細い線は木道

色づいた草紅葉の中を進む

クサモミジと青空

アカモノの実

紅葉したシロバナトウウチソウの葉

ニッコウキスゲ 黒い種が見える

種を飛ばしているチョウカイアザミ

かまぼこ状の溶岩流が印象的

鳥海湖T字分岐が見えてきた

ここを下ると千畳ヶ原へ

ナナカマドをアクセントに 扇子森

青空映す鳥海湖

このコースの絶景ポイント 扇子森 鳥海山 鳥海湖のそろい踏み

ミヤマキンバイの葉の紅葉

動物の顔? トウゲブキの葉

種をつけたコバギボウシ

傘の骨のように見えるミヤマトウキの枯れ姿

青空に映える紅葉

足元にはチングルマの紅葉した株が点在

「とよ」からの展望

登山道を彩るナナカマド

ナナカマドの葉がきれいに色づいた

つた石坂途中の紅葉