12月21日  放射冷却で気温がぐんと下り、久々に姿を現した鳥海山は青空をバックに特にべっぴんさんに見えた。 こんな雪景色にはなかなか巡り合わないので、鳥海山麓の撮影ポイントのいくつかを廻ってみた。

雪をまとった鳥海山はいつもより陰影が濃く、山肌がくっきり見える。特に月山森と天主森の姿が印象的だった。 そして笙ヶ岳の山肌を削る何本かの谷も くっきりと浮かび上がらせていた。

こんなに寒い日でもここで越冬している白鳥たちは元気いっぱいだ。凍り付いている田んぼを砕氷船のように氷を砕いて泳いでいるようだ。 そしておいしい庄内米の落ち穂や根を掘り返して食べている。他から来た人は白鳥が田んぼにいるのをびっくりしてみている。 いまやすっかり庄内の冬の風物詩になっている。


澄み切った青空をバックに雪化粧したべっぴんさん登場  酒田市吉田新田付近

鳥海山の山頂 上空は風があるようだ

遊佐町当山付近 ちょっと移動するだけで鳥海山の形が変わる

月山森と天主森(画面右側)が雪のおかげで際立って見える

遊佐町野沢付近

遊佐町 宮山坂公園 湖面が凍り付いていた

遊佐町 宮山坂公園 外気は氷点下2度くらい 木々の枝が凍り付いてきれい

遊佐町袋地

凍り付いた水田もなんのその 白鳥の群れ

こんなに冷え込んでも白鳥たちは元気そのもの

白鳥たちは来年の2月末から3月いっぱいまで 庄内平野で越冬する

酒田市宮内付近

酒田市宮海海岸 裾野を日本海まで伸ばす鳥海山

酒田市宮海海岸 白波を立てる冬の日本海