《秋田県指定天然記念物》指定理由

獅子ヶ鼻湿原は酸性・低温(ph4.4-4.6・水温7-8度C)で、大量の湧水に涵養(かんよう)され成立している。この水環境は 年間を通じてほぼ一定で、植生もこれまで人為の影響をほとんど受けることなく保たれてきたため、多様な水生・湿性植物群落 が発達している。

特に流水中及びその周辺で豊富に生育しているコケ類は、植物地理学上貴重な稀産の苔類3種類と高山性の蘚類2種の生育を見るなど、 その質・量とも本邦の他地域に類例が知られていない。

【稀産の苔】

ハンデルソロイゴケクレタ島など地中海沿岸地域と日本の八ヶ岳と本湿原にのみ生育
ヒラウロコゴケグリーンランド、アリューシャン列島等、北半球の高緯度地方に隔離分布し、日本では鳥海山にのみ生育
ヤマトハヤズゴケ日本特産種、立山と本湿原にのみ生育

[湿原の案内板による]



入り口の管理棟

注意書き 守ろう

湿原案内板 フルコースタイムは2時間20分とある

ヘビイチゴ

ミズタビラコ

ブナ林に設置されている木道

赤川にかかるつり橋

藤の花

ツリバナ

一本の幹から複数の枝が立ち上がるブナ

何に見える ?

木道に絵を描く木漏れ日

木道に絵を描く木漏れ日

個性的なブナの木々

あがりこ大王への分岐

西洋のろうそく立てに似ているので、蜀台と呼ばれているブナ

蜀台ブナ

蜀台ブナ

炭焼き窯の案内

炭焼き窯