11月に入るとぐずついた日が多くなり、横殴りの雨やみぞれと雷が冬の訪れを知らせる。

また、シベリアからは越冬のために白鳥が渡ってきて、稲刈りの済んだ田んぼで落ち穂をついばむ姿が見られるようになる。

冬にはめったに鳥海山の姿を見ることはできない。裾野を日本海まで伸ばす独立峰の鳥海山には、人をも飛ばしてしまうほどの強風が吹き荒れ、 雪が20mから30m積もる所もあるといわれている。

この時期ならではの楽しみは、凍りついた滝を見に出かけること。遊佐町では凍った二ノ滝を見る探勝会、酒田市では玉簾の滝の氷結や十二ノ滝探勝会などが、毎年2月に企画されている。